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blog / Feb 24, 2021

“ONE ACTION”でのクイックアクセスを極めたCHROME史上最もシンプルなメッセンジャーバッグ

“ONE ACTION”でのクイックアクセスを極めたCHROME史上最もシンプルなメッセンジャーバッグ

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shimple messengerのイメージTop

CHROMEは2021S/Sにブランド史上最もシンプルなメッセンジャーバッグ、その名もまさに〈SIMPLE MESSENGER〉をリリースする。今回はそのエポックメイキングなプロダクトを手掛けたデザイナー・知久ケン氏に、制作背景やディテールの特徴、そこに込められた想いなどについてインタビューを行った。

[Profile:知久(ちきゅう)ケン]
1978年、静岡市生まれ。文化服装学院卒業。ISSEY MIYAKE INC.のテキスタイルデザイナーのアシスタントを経験後、ヨーロッパをバックパッキングし、ベルリンに移住。2002年から自身のブランド『CHIKYU』を展開。2004年に帰国して、THE NORTH FACEのEQUIPMENT DESIGNERに就任し、バックパックやテントを開発。2008年に独立してフリーランスのデザ イナーとして活動中。2014年からは金沢を拠点としている。

 知久officeイメージ

 

 

Vol.1
CHROMEが伝統の上に模索した“新たなメッセンジャーバッグの在り方” 

CHROMEにとって「メッセンジャーバッグ」とはブランドの核となるスタイルであり、とりわけアイコンであるシートベルトバックルを備えたフラッグシップモデル〈CTZ〉や〈MINIMETRO〉は長きにわたって世界的に支持されている。

しかし、コロナ禍で都市と人と関係性や移動手段のシフトチェンジを迫られている今、CHROMEがこれまで築き上げてきた伝統にすがることなく、“新たなメッセンジャーバッグの在り方”を模索することは必然だったのかもしれない。

そのアクションを始動するにあたってCHROME内でディスカッションを重ねた結果、与えられた命題が「日本発のプロダクト」であり、「日本人デザイナーの登用」。そしてそのチャレンジングなプロダクトのデザインを一任されたのが、日本においては稀有なアウトドア用品を専門とするフリーランスのデザイナー・知久(ちきゅう)ケン氏だ。

知久氏自転車イメージ1 知久氏自転車イメージ2

 

「僕はベルリンでも東京でも自転車での移動が基本で、金沢に移住したあとも雪の降るシーズン以外は、自宅とアトリエを自転車で移動しています。長距離の移動にはGary FisherのSAWYERという29インチのマウンテンバイクに乗り、重い荷物を運ぶときにはTRAVOYというキャリアーを装着して移動することも。あと近場の移動には、Mongooseの70年代のヴィンテージフレームをカスタムしたCity Bikeにも乗っています。メッセンジャーバッグはアウトドア・ブランドでもデザインしていて、タフで機能性を重視したバッグを作りたいという想いを持っていました」

〈CTZ〉や〈MINI METRO〉といった定番とは異なる機能性や利便性を持つ、新基軸のメッセンジャーバッグを生み出すことが今回のミッション。大きな変化は必要だが、その根本にはもちろん、知久氏からCHROMEへのリスペクトが存在している。

知久コメント1

「CHROMEはメッセンジャーバッグのジャンルにおいてトップを走っているブランドですし、 個人的にはあのロゴを見るだけでブランドの本気度が伝わってくる。僕はそういった部分に CHROMEのブランドとしての魅力を感じていましたし、それを軸にさまざまな振り幅を持った プロダクトを作ることができると思いました。それに僕は自分がカッコいいと感じるブランド でないとデザインを受けないので、CHROMEとタッグを組んだのは、ブランド背景にある“コ アでプロ仕様のモノづくり”が決め手になっています」

 

 

Vol.2
ポートランドで目にしたタンクトップ×CHROMEのカッコいい女性

制作を進めるにあたって知久氏は、CHROME INDUSTRIESのCEOであるスティーヴ氏を始めとする面々とディスカッションを重ねる。それは、CHROMEというブランドが「メッセンジャーバッグにおいて譲れないものは何か」を探る作業だった。

知久氏コメント2

「今回に関してはまず日本で制作意図やコンセプトを共有したあとに、2019年の夏にデンバー で開催された『OUTDOOR RETAILER SHOW 2020』の会場で、CHROMEの社長であるス ティーヴやディベロッパーのウェンディと直接会って話しました。そのときにスティーヴの言 葉からはメッセンジャーに対してのリスペクトが伝わってきましたし、ウェンディのバッグ制 作に関する経験値も感じることができたんです。そしてデザインするからにはブランドの持つ 顔を変えないように、帰国後はCHROMEの歴史から学びましたね。あとはデザインを進めるに あたり、CHROMEブランドの特長である“ターポリンを使用したタフな構造と防水システムは 削らない”ことを前提とした要望があったので、その機能を損なわないようにして新しいメッセ ンジャーバッグを目指しました」 

さらに、CHROMEの本拠地・ポートランドのストリートシーンで目にした個性豊かな住人からもインスピレーションを与えられた。

女性のメッセンジャーバッグイメージ1 女性のメッセンジャーバッグイメージ2

 

知久氏コメント3

 「ポートランドには3回ほど行ったことがあるのですが、印象的だったのが街中を移動する人たちのスタイルです。ハイソックスにタトゥーを見せて、スケートボードや自転車で移動する人たち。女性もタンクトップ姿にCHROMEのメッセンジャーバッグを直接背負っていて、『ああいうカッコいい女性たちが日本にも増えると文化は変わるな』と感じましたね。そして、CHROMEならタフなスペックとシンプルなデザインを両立させた、新たなターゲットに届くメッセンジャーバッグを作れるのではないかと考えました」

そうした試行錯誤やインスピレーションを元に、CHROMEが築き上げてきたアイデンティティを守りつつ、現代のライフスタイルと新たなターゲットに向けてメッセンジャーバッグを再構築。その先に誕生したのが〈SIMPLE MESSENGER〉だった。

 

 

 

Vol.3
“BIKE TO WORK”からプライベートまで使えるメッセンジャーバッグ

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 そのプロダクト名の通り、CHROME史上最もシンプルなメッセンジャーバッグとして完成した〈SIMPLE MESSENGER〉は、年齢や性別、仕事やプライベート問わず、ライトな装備での外出に最適なメッセンジャーバッグに仕上がっている。なおかつ、自転車から降りて歩いている状態でも負担の少ないフィット感と軽さ、使いやすいディテールも魅力だ。

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「12Lというサイズは通勤や近場の移動にちょうどいい。クイックアクセスができるフロントのポケットは携帯電話、財布、飲み物などを入れられて、例えばコンビニに入ったときでも出し入れが簡単ですし、インナーのPCスリットも重宝すると思います。デザイン面でもどちらかというと若者や女性はシンプルなデザインを好むので、ロゴもCHROMEでは珍しいPUタグではないシンプルな織りネームに。でも自転車に乗って前屈みになったときに見えるボトムには、主張しすぎない形で映えるCHROMEロゴが入っているのもポイントです」

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さらに、〈SIMPLE MESSENGER〉の大きな特徴はバックル。制作過程においてさまざまなタイプを検討した結果、CHROMEにおけるアイコニックなディテールかつ荷物が重い場合に適したシートベルトバックルではなく、使用シーンを想定して軽くて丈夫なクイックリリースバックルを採用している

 

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それらすべての要素が相まり、“One Action”でのクイックアクセスを極めたCHROME史上最もシンプルなメッセンジャーバッグは、バックパックでは味わえない利便性という名の快感をもたらし、さらにミニマムなサイズでこそ最大の効果を発揮している。

コロナ禍において通勤を始めとする自転車の利用が増えている昨今、バックパックに変わる相棒としてメッセンジャーバッグの需要が伸びていく可能性はある。ただし、メッセンジャーバッグの利便性やスタイルをしっかりと理解している人はもしかしたら少なく、加えてメッセンジャーバッグに“ハードなスタイル”をイメージしている人も多いだろう。

知久氏コメント4

「仕事としてたくさんの荷物を運ぶメッセンジャーは別として、通勤やちょっとした外出の際に多くの方はバッグに仕事道具やガジェットを入れて使うケースが多いはず。〈SIMPLE MESSENGER〉はそういった“BIKE TO WORK”からプライベートの普段使いまで幅広く使えるメッセンジャーバッグです。ただし、その研ぎ澄まされたシンプルな見た目の中にはCHROMEのアイデンティティや、メッセンジャーも満足させる機能性が備わっている。リモートでどこでも仕事をできる時代なので、PCやタブレット、イヤホン、バッテリーといった仕事道具や、サングラスや財布、飲み物などをこの〈SIMPLE MESSENGER〉に入れ、自転車に乗って自由に街を移動してもらいたいですね」

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