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MADE FOR WHAT'S AHEAD. SINCE 1995. 『創作へのあくなき挑戦』

CHROME UPCYCLE CUSTOMS | CANNONBALL3500
使い古した思い出のアパレルやファブリックに、新たな命を。


CHROMEのオリジナルサービス「CHROME UPCYCLE CUSTOMS」は、CUSTOM BAG MAKER “SHIN”の手によって、
一点ずつ丁寧に解体・裁断・再構築し、再び“新たな相棒”として生まれ変わらせるアップサイクルプロジェクトです。

この独自の取り組みを通してCHROMEは、
各地のストリートやカルチャーの中で自らの経験から価値観を構築しながら生きる人々
──カルチャーの担い手たちの活動や想いを探っていきます。

 

INTERVIEW Vol.01 – YSO(ピストバイクライダー/バリスタ)


シリーズ初回となる今回は、福岡を拠点にプロピストバイクライダー/バリスタとして、二足の草鞋を履いて活動するYSO氏(@cannonball3500 / @visualkidnapping)にフォーカス。
彼は、地元・福岡のストリートカルチャーを背景に、自転車とコーヒーという2つの表現を軸に活動を続けています。
今回のインタビューのきっかけは、YSO氏が運営するピストバイククルー「Fish&Chips」のメンバーであり、かつてCHROME JAPANのメンバーとして活動していたTAISHIとの再会でした。
旅の途中で立ち寄ったCHROME JAPANオフィスで、YSOが語った日本縦断旅「CANNONBALL3500」のエピソードや自身の活動への想いに、CHROME JAPAN代表が深く感銘を受けたことから、今回のインタビューが実現しました。
YSO氏が流動的に旅を続ける中、インタビューの舞台になったのは、佐賀県・有田町。

YSO氏の仲間でもあり、佐賀県・有田町を拠点に活動するフォトグラファー壱岐成太郎(@seitaroiki)による写真とインタビューを通して、仲間の思いと共に走り抜けた日本縦断の旅「CANNONBALL3500」、そして過去から未来へとつながるYSOの活動に込められた想いを紐解きます。



CANNONBALL 3500 とは


「CANNONBALL 3500」は、沖縄の仲間である守破離バイクワークスやジバゴコーヒーから「自転車とコーヒーで日本を盛り上げないか?」と提案をもらったことがきっかけで始まった企画です。
もともと「CANNONBALL」は、東京〜大阪間を自転車で駆け抜ける“最速”を競うレースの名前。「3500」は、北海道から沖縄までの直線距離である約3,500km。
それを組み合わせて、自分たちが名付けた旅のタイトルが「CANNONBALL 3500」です。
自転車で日本を縦断しながら、出会った人たちにコーヒーを淹れていく。
そんな旅が「CANNONBALL 3500」です。



旅を決意した個人的なきっかけ


2025年2月、長く働いていたカフェのバリスタを退職しました。
そのタイミングで、沖縄の仲間からこの企画の話をもらい、即答で「はい」と返事をしました。コロナ禍で人に会えない時間が続き、心のどこかに“壁”のようなものを感じていたんです。
「その壁を取っ払いたい」「会えなかった仲間に会いたい」そんな気持ちがずっとあって、これまで車に自転車を積んで各地に遊びに行っていました。
そんな中、“今度は自転車で会いに行こう”というこの壮大な企画をもらったとき、「これは行くしかないっしょ!」と思い、この旅を始める決心をしました。

旅の日々(ルーティーン/Vlog)


朝起きたら、まずInsta360で撮影した動画を編集してInstagramにアップします。
これを続けているのは、旅での出来事を見てもらった人と共感したいから。
次の街で出会った人や遠くで見てくれた人と「前の街でこんなことがあったね」と話して共感できる。
例えば、箱根の激坂を登った後に茶屋でスタッフと交わした会話の感想をもらったり。
そんな風に、出来事を一緒に共有できるのがVlogの醍醐味。
ただの一人旅なら、Vlogなんて上げず、2時間も編集せずに寝てればいい。
でも、その時間を削ってでも動画を上げて、「一緒に旅してる気持ちになります」って言ってもらえることが最高の喜びです。
日中はほとんど自転車を漕いでます。1日の走行距離はだいたい100km前後。
長い日は270km、短い日は40kmほどですが、街から街へ、ひたすらペダルを回しています。仲間がいる街に着いたらコーヒーを淹れて、夜は乾杯して寝る──そんな毎日です。
身体のケアもルーティンの一つです。
風呂に入る前と寝る前にストレッチをし、朝は発酵食品中心の食事を取るようにしています。翌日に動ける体をつくるための、いわば“チェーンオイルを差す作業”みたいなものです。

印象的な旅の出会い


印象的な出会いは数え切れません。
旅の最中は、リュックにつけた札を見て声をかけてもらうこともあれば、DMを貰って会いに行くこともあります。
道の駅で出会ったイタリア人夫婦にコーヒーを淹れたり、お祭りで偶然再会した友人のためにお祭りの山車の前で淹れたり、2000m級の山の上で仲間のために淹れたりもしました。
中でも旭川の「NAMERAW」というクルーとの出会いは印象的でした。
SNSをフォローしてくれていたSHOTAから「旭川に来るなら全部アテンドするから会いに来て」と連絡をもらい、石北峠の頂上で初対面。
出会ってすぐ男だけで旭山動物園へ行き、ヒグマを見て感動したのを覚えています。
一緒にライドして想いが伝わり、別れてからもDMや物を送ってくれたりして、
「自分たちも石北峠を登ります」と写真が届いたときは、本当に泣きそうになりました。









旅を通しての変化と、変わらないもの


長く孤独な時間を走っていると、よく歌うようになりました。
寂しさや疲れを紛らわせたり、気分がいい時も歌う。まるで、テレビゲームで美声でHPを回復してるみたいな感覚です。俺の声は美声じゃないけど(笑)
あとは、久留米のライダー・シューイチさんに「“しんどい”って言わずに“気持ちいい”って言いなさい」と言われてから、言葉の選び方も変わりました。
どんな坂を登っても、今は「気持ちい〜!」って言っています(笑)。
逆に変わらないものは、“ずっと同じものを愛していたい”って感覚は変わらなかった。
仲間だったり、チャリだったり、ストリートカルチャーだったり。
その根底にあるのは“ヤバいと思われたい”って思いかな。
ずっと変わらず愛している仲間やストリートカルチャーからヤバいと思われたい、だから仲間とでも自分だけでも“ヤバいことをかまし続けたい”ただそれだけです。

自転車との出会いと、YSOさんにとっての自転車


自転車との出会いは2006年。
福岡・警固公園でスケートをしていた時、仲間が乗っていたピストがめちゃくちゃカッコよくて乗らせてもらった。
その1週間後にはビアンキのチェレステカラーのビアンキピスタを買っていました。(笑)
それからは夜な夜な、寝る間も惜しんでウィリーやスキッドの練習。
手にマメができてもやめられなかった。
自分にとってピストさえも“ツール”じゃなくて“仲間”なんです。
カメラでも、バッグでも、一緒に旅して大事にすれば魂が宿る。
どこへでも連れていってくれて、どんな景色も見せてくれる。
自転車は、そんな存在です。


愛用の CHROME BAG「PRO BARRAGE」


日本縦断のバッグとしてCHROME JAPANのタイシに相談して、
用意してもらったのが「PRO BARRAGE」です。
完全防水でとにかくタフ。
20kg以上積んでも壊れないし、ドローンや撮影機材も一度も濡れたことがない。
日本縦断の相棒として欠かせないバッグです。
次に海外へ行くときも、間違いなくこれを使うつもりです。

旅で得た視点、姿勢、そしてこれから


日本を縦断して感じたのは、都市部の発展の裏で周辺地域が衰退している現実でした。
特に北海道や東北では、インフラ不足や個人商店の減少など、“時代の変化”を肌で感じる場面が多かったです。
ただ、それは悲しいだけではなく、「時代に合わせて柔軟に生きる心意気が必要だ」と強く感じるきっかけにもなりました。
真を持ちながら、しなやかに適応していく。そんな生き方が大事だと思っています。
これからは、この旅で感じた“熱”を仲間ともっと広い世界に届けたいです。
自分が動くことで仲間や出会った人に熱が伝わって、自分が動いてコーヒーを淹れれば五感で熱を感じてもらえるし、自分が話せば熱は“言霊”となって、人の心を震わせられると思っています。
熱が伝わって心が通えば、それはもう仲間。このマインドが日本全国、そして世界に広まれば戦争なんて起こらないと思う。
大げさに聞こえるかもしれませんが、自分としてはコーヒーと自転車で世界征服って感覚です(笑)
でも、そのくらい本気です。






CHROME UPCYCLE CUSTOMS


今回、YSO氏がアップサイクルに選んだプロダクトは BARRAGE CARGO。
彼がCANNONBALL3500 という日本縦断旅の相棒として使用したPRO BARRAGEを日常生活に向けて小型化した完全防水バッグ。
旅の中でその防水性、収納性の高さを実感した彼のベストチョイス。
アップサイクルに使用したファブリックには、YSO氏が創設した「FIsh&Chips crew」のロゴをステンシルプリント載せるなど、オリジナルで装飾したシティデジタルカモのM65 Field Jacketを使用。
彼の思いが詰まったステンシルプリントのパネルをメイントップに配置。そのほか、Field Jacketのフロントポケットや袖部分に搭載されたフラップポケットを再活用できるように配置した唯一無二のUPCYCLE BARRAGE CARGO。




 

CHROME CUSTOMS『UPCYCLE-MADE』とは


これまで大切に着てきたけれど、傷みやサイズの変化で着られなくなった洋服や形見の品などを、
CHROME CUSTOMS の技術で新たなバッグとしてよみがえらせるサービスです。
思い出の詰まった生地やディテールを活かしながら、耐久性と機能性を備えた唯一無二のプロダクトへ再構築します。
捨てるのではなく“未来へつなぐ”選択肢として、あなたの物語を次の形にアップデートする、それがアップサイクルメイドです。